今回は、アメリカのボストン小児病院が2021年に発表した、水素ガス吸入の安全性を調べた臨床試験の結果をご紹介します。
これまでも水素吸入の安全性は高いとされていましたが、この研究結果でもさらに高い安全性を示す結果となっています。

研究の概要
今回の研究論文の主な内容は以下のとおりです。
- 健康な成人8名(18-30歳、男女各4名)が参加
- 2.4%の水素ガスを高流量鼻カニューラで吸入
- 24時間、48時間、72時間の3グループに分けて実施
- 病院に入院し、医療スタッフが常時観察
心臓や脳のダメージを軽減する可能性があるとされる水素ガスですが、人間での長期吸入の安全性データはこれまで不足していました。こうしたことから、今回このような実験が行われたようです。
筆者データが不足していたヒトを対象として、1〜3日間の長時間吸入での安全性を調べたというわけですね。
主な結果:副作用はゼロ
徹底的な検査の結果、参加者全員が重大な副作用なく試験を完了しました。
そのほか、以下のようなことも判明しています。
✅ 呼吸器症状なし – 息苦しさ、胸の圧迫感、喘鳴などの訴えゼロ
✅ 脳機能に影響なし – 記憶力、注意力、協調運動すべて正常
✅ 心臓への影響なし – 不整脈なし、心電図異常なし
✅ 臓器障害なし – 肝臓、腎臓、膵臓の機能に異常なし
わずかに赤血球や血小板の増加が見られましたが、これは入院による軽度の脱水が原因と考えられ、臨床的には問題のないレベルだったとのこと。



あらゆる面での安全性が確認されたのは、非常に大きいですね!72時間の長時間でも問題ないようなので、睡眠中でも安心して使用できます。
私の感想
私は2022年から水素吸入を続けてきましたが、この論文を読んで改めて安心しました。
特に注目したのは、72時間連続という長期投与でも問題がなかったという点です。私は毎日1-2時間程度の吸入を続けていますが、この研究は医療用の2.4%という濃度で、しかも連続投与。それでも安全性が確認されたことは、日常的な使用においてはさらに安心材料になると感じています。
ただし、研究チームも指摘しているように、この試験は健康な人を対象にしたものです。病気の治療として使う場合の安全性や効果については、今後さらなる研究が必要でしょう。
個人的には、予防医療や日々の健康維持という観点から、水素吸入は有望な選択肢の一つだと考えています。この3年間で体調の変化を実感していることもあり、今後の研究の進展に大きな期待を寄せています。
まとめ
この研究により、2.4%水素ガスの72時間連続吸入が健康な成人において安全であることが示されました。心停止後の脳保護や心筋梗塞、脳卒中治療への応用が期待される水素療法の、重要な基礎データとなる研究です。
水素ガス療法はまだ研究段階ですが、将来の医療を変える可能性を秘めた分野として、引き続き注目していきたいと思います。
※本記事は研究論文の紹介であり、医学的アドバイスではありません。水素吸入を検討される場合は医師にご相談ください。







