水素吸入は美容の救世主?シミ・シワへの効果と真実を徹底解説

水素吸入は美容の救世主?シミ・シワへの効果と真実を徹底解説

水素を呼吸と一緒に体内に取り込む療法「水素吸入」が今、美意識の高い男女の間で注目を集めています。

一時期流行った「水素水」ではなく、なぜ吸入なのか?

この記事では、水素吸入がなぜ美容に注目されるのか、そして具体的にどのような効果が研究報告されているのかについてわかりやすく解説します。さらに、安全性や賢い始め方もお伝えするので、ぜひ今日から始める新しい美容習慣としてご参考ください。

目次

なぜ水素吸入に美容効果があると期待されるのか?

40代前後の綺麗な日本人女性

「水素が美容に良い」と聞いても、すぐにはピンとこないかもしれません。その秘密を理解するカギは、私たちの体内で日々発生している「活性酸素」にあります。

活性酸素とは、呼吸によって取り込んだ酸素の一部が変化したもので、体を細菌などから守る良い働きもしますが、増えすぎると細胞を傷つけ、老化や病気の原因となります。これを「体がサビる=酸化」とイメージすると分かりやすいでしょう。

老化の犯人!「悪玉活性酸素」が肌に与えるダメージとは?

実は活性酸素には種類があり、特に問題なのが、非常に強い酸化力を持つ「悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)」です。

この悪玉活性酸素は、肌のハリを保つコラーゲンを破壊してシワやたるみを引き起こしたり、メラニンを過剰に作らせてシミの原因になったりと、私たちが悩む肌老化の直接的な引き金となっています。

どんなに高価な化粧品を使っても、体内でこの“老化の犯人”が発生し続けていては、いたちごっこになってしまうのです。

水素だけが持つすごい力!悪玉活性酸素だけを選んで撃退

そこで登場するのが「水素(H₂)」です。水素には、この老化の元凶である悪玉活性酸素だけをピンポイントで選び、結合して無害な水(H₂O)に変えて体外へ排出するという、驚くべき性質があります。1)

ビタミンCなどの抗酸化物質も活性酸素を除去しますが、善玉も悪玉も区別なく反応してしまうことがあります。しかし、水素は体に必要な善玉活性酸素には反応せず、悪玉だけを狙い撃ちできるのが最大の特長です。

さらに、水素は宇宙で最も小さい分子のため、体の隅々、脳や細胞の奥深くまで浸透し、他の成分では届けない場所で効果を発揮できるのです。

水素吸入で期待できる5つの美容効果

水素吸入で顔のしわやシミ、たるみやくすみが改善したビフォーアフター

では、水素吸入を続けることで、具体的にどのような美容効果が期待できるのでしょうか?

悪玉活性酸素を除去する働きから導き出される、5つの代表的な効果をご紹介します。

効果1:シミ・くすみの改善と予防【美白効果】

シミの元となるメラニンは、紫外線などを浴びた際に発生する活性酸素が引き金となって生成されます。

水素は、このメラニン生成のスイッチとなる活性酸素を初期段階で除去します。

これにより、新たなシミの発生を予防するだけでなく、肌のターンオーバーを正常化し、できてしまったメラニンの排出を促すことで、内側から輝くような透明感のある肌へと導きます。

実際、2021年に22名の女性(25〜40歳)を対象とした研究では、1日25分間の水素吸入を2週間行なったところ、肌のシミが改善したとの研究報告もあります。2)

効果2:シワ・たるみの抑制【ハリ・弾力アップ】

肌のハリや弾力は、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンによって支えられています。

悪玉活性酸素は、これらを攻撃し、変性・破壊することで、シワやたるみを引き起こします。

水素吸入は、このコラーゲンなどを守ることで、肌が本来持つハリと弾力を維持し、若々しい印象をキープするアンチエイジング効果が期待できます。

この点についても、2022年の健康な男女10名を対象とした研究では、水素吸入をした後に肌の弾力が有意に改善したことが示されました。3)

効果3:ニキビ・肌荒れの鎮静化【抗炎症作用】

ニキビや肌荒れといった肌トラブルの多くは「炎症」が原因です。

実は、この炎症を引き起こすプロセスにも活性酸素が深く関わっています。

水素には優れた抗炎症作用があることも研究で示されており、肌の赤みや炎症を鎮め、健やかな状態へと導く助けとなります。繰り返しがちな大人ニキビに悩む方にもおすすめです。

今のところ、水素吸入が直接的にニキビや肌荒れを抑えることを示した研究結果はまだありません。しかし、活性酸素や炎症などのメカニズムから考えて、こうした症状にも一定の効果があるのではと考えられています。

効果4:肌の保水力向上【うるおい・キメ改善】

肌細胞が活性酸素によってダメージを受けると、肌のバリア機能が低下し、水分が蒸発しやすくなってしまいます。

水素が細胞レベルでダメージを防ぐことで、肌のターンオーバーが整い、健康な角質層が育まれます

その結果、肌本来の保水力がサポートされ、乾燥しにくい、キメの整ったうるおいのある肌質へと改善されることが期待できます。

先行研究では、水素吸入によって肌のバリア機能の維持に役立つこと4)、額や頬の水分量を高める可能性があることが報告されています。3)

効果5:むくみ・くまの軽減【血行促進】

意外かもしれませんが、水素には毛細血管の血流を促進する働きも報告されています。

血行が良くなることで、顔色を明るく見せたり、老廃物の排出をスムーズにしてむくみを軽減したりする効果も期待できます。

特に、血行不良が原因で起こる目の下の青くまの改善にも繋がるでしょう。

水素吸入に副作用やデメリットはないの?

これほど良い効果が期待できると聞くと、逆に「副作用はないの?」と心配になる方もいるかもしれません。

ここでは、安全性と効果に関する疑問に正直にお答えします。

副作用はある?安全性は大丈夫?

結論から言うと、水素吸入による副作用の心配は基本的にありません。水素は、もともと体内でも腸内細菌によって作られている安全な気体です。

万が一体内に過剰に取り込まれたとしても、酸素と結びつかなかった水素は呼吸と共に自然に排出されるため、体に蓄積する心配はありません。実際に、水素ガス吸入療法は厚生労働省の「先進医療B」としても承認された実績もあり(※)、その安全性の高さが認められています。x)

※心停止後症候群など特定の疾患が対象であり、美容目的とは異なりますが、ガスの安全性を示す一つの指標となります。

効果がないって本当?考えられる3つの原因

一方で、「水素吸入を試したけど効果がなかった」という声も聞かれます。

もし効果を実感しにくい場合、以下の3つの原因が考えられます。

水素吸入に美容効果を感じない原因
  1. 機器の水素発生量が少ない
    安価な機器や一部のサロンでは、十分な濃度の水素が発生していない場合があります。効果を求めるなら、水素の発生量(流量)や濃度が明記されている信頼できる機器を選ぶことが重要です。
  2. 吸入時間や頻度が足りない
    体内の悪玉活性酸素は、ストレスや紫外線、食生活などによって毎日発生します。そのため、ある程度の期間、継続して定期的に吸入を行うことが、効果を実感するための鍵となります。
  3. 生活習慣の乱れ
    喫煙、過度な飲酒、睡眠不足といった生活習慣は、体内で大量の悪玉活性酸素を発生させます。水素吸入の効果を打ち消してしまう可能性があるため、生活習慣の見直しと並行して行うことが理想的です。

他の美容法(高濃度ビタミンC点滴など)との違いは?

内側からのケアとして人気の「高濃度ビタミンC点滴」と水素吸入はどう違うのでしょうか?

それぞれの特徴を比較してみましょう。

項目水素吸入高濃度ビタミンC点滴
アプローチ悪玉活性酸素をピンポイントで除去強力な抗酸化作用で活性酸素全般を除去
特徴善玉は残す。宇宙一小さい分子で細胞の隅々まで届く。コラーゲン生成促進、美白効果。
メリット副作用の心配がほぼない。脳などにも届きやすい。美肌効果の実感が早い場合がある。
デメリット効果の実感に個人差や継続が必要。善玉活性酸素も除去する可能性。
腎機能が悪い人は不可。
費用感
(目安)
1回 3,000円〜1回 15,000円〜

水素吸入は、より根本的で副作用のリスクが極めて低い「守りのケア」、ビタミンC点滴は即効性も期待できる「攻めのケア」と言えるかもしれません。目的や体質に合わせて選ぶのが良いでしょう。

水素吸入を始めるならサロンでお試しがおすすめ

水素吸入に興味が湧いたら、次はどう始めれば良いのでしょうか?

主な方法は「サロン」と「自宅」の2つです。

私自身、最初はサロンで効果を実感してから家庭用機器を購入した経験から、まずはサロンで試してみることを強くおすすめします。

方法1:プロにお任せ「サロン・クリニックでの吸入」

専門サロンや美容クリニックでは、業務用の高濃度・高流量の機器で水素を吸入できます。

まずはプロの管理下で、しっかりと効果を体感してみたいという方に最適です。料金相場は30分3,000円~6,000円程度で、週に1~2回のペースで通うのが一般的です。

信頼できるサロンを選ぶ際は、使用機器の水素発生量や濃度をきちんと公表しているかを確認しましょう。

また、以下のサイトで水素吸入ができるサロンやクリニックを都道府県ごとにまとめられていて便利なので、お近くの施設がないか探してみてください。

方法2:手軽に継続「家庭用吸入器でのセルフケア」

サロンで効果を実感し、本格的に続けたいと思ったら家庭用吸入器の導入も選択肢になります。

自宅で好きな時間にケアできる手軽さと、長期的に見たコストパフォーマンスの良さが魅力です。

ただし、数十万円と初期費用が高く、性能も様々なため機器選びが非常に重要です。

購入する際は、
①十分な水素発生量があるか
②安全に関する認証を取得しているか
③メンテナンスが容易か
といった点を必ずチェックしましょう。

さらに美容効果を高める!水素吸入と組み合わせたい3つのインナーケア

水素吸入の効果を最大限に引き出すために、ぜひ日常生活にも以下の3つの習慣を取り入れてみてください。

相乗効果で、内側から輝く美しさを加速させることができます。

① バランスの取れた食事で「抗酸化力」を内側からサポート

英語の言葉で「you are what you eat(体は食べたものでできている)」という言葉があるように、私たちの体は普段食べているものでできています。

つまり、この食事を良いものにすれば自然と私たちの体も良いものになるのです。

食事のポイントとしては、ビタミンC(パプリカ、ブロッコリー)やビタミンE(ナッツ類)、ポリフェノール(ベリー類、カカオ)など、抗酸化作用を持つ食品を積極的に摂ることです。これにより、水素とダブルで体をサビから守ります。

② 質の高い睡眠で「成長ホルモン」の分泌を促す

肌の修復と再生に不可欠な「成長ホルモン」は、深い眠りの間に最も多く分泌されます。

質の良い睡眠を確保することで、日中に受けた肌ダメージの回復を助けます。

水素吸入にはリラックス効果や睡眠の質を向上させる効果も期待されており、まさに好循環が生まれます。xx)

③ 適度な運動で「血行」を促進し、水素を全身へ届ける

ウォーキングなどの軽い有酸素運動は、全身の血行を促進します。

血流が良くなることで、吸入した水素が効率よく体の隅々の細胞まで運ばれます

ただし、激しすぎる運動はかえって活性酸素を増やすので、週2〜3回程度の軽めの運動(30分〜1時間程度)などの「心地よい」と感じる程度に留めましょう。

まとめ:水素吸入は、未来の自分への賢い投資

今回は、美容業界で注目の「水素吸入」について、その仕組みから具体的な効果、安全性までを深掘りしました。

ポイントは以下の通りです。

この記事のポイントまとめ
  • 水素は老化の元凶「悪玉活性酸素」だけを選んで無害な水に変える
  • シミ、シワ、肌荒れなど様々な肌悩みの根本原因にアプローチする
  • 副作用の心配が少なく、安全性が高い
  • 効果を最大化するには、生活習慣の見直しも大切

水素吸入は、一時的に肌表面を取り繕う対症療法ではありません。体の内側から細胞レベルで健やかにすることで、美しさと健康の土台を築く、根本的なインナーケアです。

今日から始める水素吸入という新習慣は、5年後、10年後の自分のための、最も賢い自己投資と言えるかもしれません。まずは一度、サロンでその不思議な力を体感してみてはいかがでしょうか。

参考文献リスト

  1. Ohsawa, I., Ishikawa, M., Takahashi, K. et al. Hydrogen acts as a therapeutic antioxidant by selectively reducing cytotoxic oxygen radicals. Nat Med 13, 688–694 (2007). https://doi.org/10.1038/nm1577
  2. Appearance of Psychophysiological Effect of Hydrogen Inhalation and Effect of Continuous Use on the Skin Properties(日本香粧品学会誌)
  3. 水素吸入による人体の生理学的効果に関する研究(2023)|摂南大学理工学部 川野常夫
  4. Zhao, P., Dang, Z., Liu, M., Guo, D., Luo, R., Zhang, M., Xie, F., Zhang, X., Wang, Y., Pan, S., & Ma, X. (2023). Molecular hydrogen promotes wound healing by inducing early epidermal stem cell proliferation and extracellular matrix deposition. Inflammation and regeneration43(1), 22. https://doi.org/10.1186/s41232-023-00271-9
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この記事を書いた人

3年前に水素吸入に出会い、人生が変わる。自身の不調が改善した経験や知識を必要な人に届けるべくサイトを運営。現在は「水素健康インストラクター」の資格取得を目指し、勉強中。

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